JTB、地域のDX推進へ セールスフォース・ドットコムと協定締結
2020年9月8日(火) 配信
JTB(山北栄二郎社長、東京都品川区)は8月24日(月)、地域経済のデジタルトランスフォーメーション(DX)を共同推進するため、セールスフォース・ドットコム(小出伸一会長兼社長、東京都千代田区)と「包括的連携・協力に関する協定」を締結した。
最先端のクラウド基盤をベースに、オンラインの技術活用とオフラインを融合させた地域創生を目指す。また、両者は同協定の取り組みを効果的に進めるための「公式コンサルティングパートナー契約」を8月25日(火)に締結した。
セールスフォース・ドットコムの統合型クラウドベース「Salesforce」を活用し、持続可能な地域社会の発展につなげる。地域と都市部のデジタル格差を解消するため、観光産業をメーンに、サービス分野と連携したデジタルビジネスの創造を支援する。
顧客データに基づき、ライフイベントや嗜好に焦点を当てたキャンペーンの実施や特産品の提案が可能となるほか、購買データの蓄積など、横断的なデータ活用が見込める。地域の宿泊施設や観光施設、DMOは、タビ前からタビ後、記念日などの場面で、顧客に合わせたサービスを提案できる。
JTBでは、観光産業の活性化を担うデジタル人財の育成を推進するとともに、地域経済におけるDX、地域のCRM(顧客関係構築)など、持続可能な地域創生をはかっていく。