医療従事者が協力、コロナ検査と防止講習始める(Higaeri)
2020年8月28日(金)配信
トラベラー(大場心樹社長、東京都杉並区)が運営する着地型体験ツアーのプラットフォーム「Higaeri(ひがえり)」はこのほど、観光業界向けの新型コロナウイルス対策の提供を始めた。医師・内野勝行氏(金町駅前脳神経内科・院長)の協力を得て、PCR検査や抗体検査、オンラインによる感染拡大防止講習を受けられる。
同取り組みは、新型コロナの影響で厳しい状態が続くなか、観光業界に従事する人や法人などが安心・安全に旅行者を受け入れられる環境づくりを支援するもの。Higaeriに登録している体験ガイドのほか、観光業界または文化・伝統技術を提供する個人と法人が対象者となる。申込開始日は9月1日(火)から。
検査料金は、PCR検査がHigaeriガイド会員価格で2千円割引の1万8千円で、抗体検査が同様に2千円割引の6千円。オンラインによる観光施設に対する医療従事者の感染拡大防止講習(医療監修)は、同様で7千円割引の8千円。
防止講習では、感染拡大防止の正しい知識を伝え、個別事案にあわせて課題などの相談と改善方法をオンラインで指導する(合計60分)。
内野氏は同社との取り組みの経緯について、福島県・穴原温泉の「吉川屋」で、感染拡大防止講習などを対応したことと説明。現状で必要なのは「新型コロナウイルスの正確な知識と情報、そしてスタッフ・お客様の健康と安全。その対策をするのは観光事業者の義務であり、その体制や環境が整って、初めて良いサービスが提供できる」との考えを示した。