コロナ終息願い、遍路文化支える側が「巡礼リレー」 クラウドファンディングで参加・支援募る
2020年9月8日(火)配信
四国4県に渡る約60軒の遍路宿ネットワーク「お遍路ハウス四国88」(運営:認定NPO法人ニュースタート事務局)は、コロナ終息祈願のお遍路リレープロジェクト「お宿がつなぐ巡礼リレー ~四国遍路~」をクラウドファンディングサイトCAMPFIREで実施している。現在、取り組みへの支援を募るほか、リレー参加者を募集している。
コロナ禍でお遍路さんが激減し、閉鎖・休業となる宿が続出している。巡礼を支える遍路宿を維持することは、遍路文化を100年先まで継続させるために不可欠と考え、コロナ終息祈願をテーマとした巡拝を、地元の人たちがリレー形式で行う企画として立ち上げた。
今回は、これまでお遍路さんを支える立場だった人々が主役となり、宿から宿へとバトンを繋ぎながら、四国霊場88箇所の巡礼を実施する。ネットワークに加盟していない宿・飲食店・個人商店ともと力を合わせて、1冊の納経帳を完成させる。バトンには取り組みへの支援者名を記載し、約50日間かけて四国を一周する。
9月5日(土)~10月4日(日)まで、クラウドファンディングサイトCAMPFIREで取り組みへの支援受付、地元住民を対象にリレー参加者の募集を行っている。巡礼の旅は10月中旬から11月下旬にかけて。ツイッターなども活用し、写真や短い動画を用いて簡単な経過報告。年末に報告動画を配信する予定だ。