「ガイド白書2020」刊行、人材育成や品質の向上に
2020年9月14日(月)配信
インバウンドガイド協会(久保成人会長、東京都文京区)は9月9日(水)、海外のガイド制度について調査・編纂した「ガイド白書2020」を刊行した。調査対象は、旅行者数が多い日本とイギリス、フランス、スペイン、中国、台湾、アメリカ、タイの8カ国・地域。調査事業を通じ、日本国内のガイド人材育成やガイドサービスの品質向上への寄与をはかる。
同協会はこれまで、地域観光の担い手であるガイドの人材育成やサービス品質の向上に努めてきた。そのうえで、ガイドのあるべき姿を再考する必要があると考え、「ガイド白書」と題してガイドに関するさまざまな調査を行うこととした。
「ガイド白書」の第1章「調査概要」では調査の意義や調査範囲、第2章「各国のガイド制度詳細」に8カ国・地域の詳細な調査内容を掲載した。第3章「調査結果」では各国制度に見られる傾向、第4章「考察」では特徴的な制度・施策とその有効性について述べている。協会ウェブサイトでは、ガイド白書の内容を確認できるほか、PDF版や要点をまとめたダイジェスト版をダウンロードできる。
なお、ガイド制度に関して8カ国・地域を対象に網羅的に行われた調査は、日本国内では初めて。今後も、協会は定期的なガイド白書の刊行を計画している。