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奄美の「伝泊」が受賞へ 「集落の日常を観光化する」高い社会性を評価 第6回ジャパン・ツーリズム・アワード

2020年9月17日(木) 配信

9月17日に会見を開いた(ツーリズムEXPOジャパン推進室長・早坂学氏)

  日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)は9月17日(木)、第6回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の各賞を発表した。最優秀賞の国土交通大臣賞は「奄美イノベーション」の「集落文化×『伝泊+まーぐん広場』が創る『日常の観光化』を国内外へ展開」が受賞した。奄美イノベーションは、空き家などを活用した「集落文化の日常を観光化」する新しい旅のカタチを提案。観光客の誘致だけではなく、地域住民の雇用促進や、観光客と地域住民が集う場を設けるなど、社会性の高さが評価された。

 今回の募集は、応募件数178件(国内・訪日領域147件、海外領域31件)寄せられた。インバウンド関連の取り組みのほか、エコツーリズム、ユニバーサルツーリズムなど、社会性の高い取り組みも多く見られた。また、事務局のツーリズムEXPOジャパン推進室・早坂学室長によると、「新型コロナウイルス感染症対応の取り組みも目立った」という。

 観光庁長官賞に選出された3団体のうち、ミキ・ツーリストは、海外現地発着の周遊バスツアーを企画した。FIT時代に即して、1人でも催行する顧客利便性の高さや、現地ガイドが多言語チャットを活用するなど日本人が安心して利用できる点が受賞につながった。

 エクセレントパートナー賞に選ばれたカタルーニャ観光局は、カタルーニャの文化、歴史、自然などを体験できるVRゲームを無料配信した。斬新な発想に加え、コロナ禍で国際的な往来が制限されるなか、カタルーニャの魅力を疑似体験で訴求する手法が評価された。

 表彰式は、2021年1月7(木)~9日(土)「ツーリズムEXPOジャパン東京商談会」に合わせて開催する。

 各賞の受賞者は次の通り。

【国土交通大臣賞】

団体名:奄美イノベーション(国内・訪日領域)〈UNWTO倫理賞と同時受賞〉
取組名:集落文化×『伝泊+まーぐん広場』が創る『日常の観光化』を国内外へ展開

【観光庁長官賞】

団体名:大雪カムイミンタラDMO(国内・訪日領域)
取組名:『MountainCityResort』ブランドの形成と地域づくり~誰もが上質で豊かな『滞在時間』を満喫できるエリアを目指して~

団体名:JTB九州&離島アイランドホッピングプロジェクト(同)
取組名:JTB九州&離島アイランドホッピングプロジェクト

団体名:ミキ・ツーリスト(海外領域)
取組名:現地発着・次世代型周遊バスツアー『JOIBUS(ジョイバス)』 世界の旅行者と一緒にヨーロッパ周遊!

【エクセレントパートナー賞】

団体名:カタルーニャ観光局(海外領域)〈デジタル活用賞と同時受賞〉
取組名:VRゲーム『レジェンド・オブ・カタルーニャ バルセロナの地』

【学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード】

団体名:おてつたび(国内・訪日領域)〈スタートアップ賞同時受賞〉
取組名:おてつたび ~地域の困りごとを通じて、ファン創りを行うマッチングプラットフォーム~

【DMO推進賞】

団体名:秋田犬ツーリズム(国内・訪日領域)
取組名:DMOによる地域経済活性化

【メディア・プロモーション賞】

団体名:佐賀県フィルムコミッション(国内・訪日領域)
取組名:フィリピン現地イベント開催による佐賀県の認知度向上と来訪促進施策について ~Tayo Na Saga Japan Festival 2020~

【UNWTO倫理賞】

団体名:SEKAI HOTEL(国内・訪日領域)
取組名:SEKAI HOTEL

【リスクマネジメント賞】

団体名:ぐるなび(国内・訪日領域)
取組名:訪日外国人向け観光情報Webサービス『LIVE JAPAN PERFECT GUIDE』 ~平常時・発災時における多言語での情報発信

団体名:沖縄県・沖縄観光コンベンションビューロー(同)
取組名:観光客と県民の安全・安心を守る アクションプランの策定と水際対策の強化について

【デジタル活用賞】

団体名:ルーツ・スポーツ・ジャパン(国内・訪日領域)
取組名:次世代観光サイクリングMAPアプリ『ツール・ド』を活用した地方誘客

【エンターテインメント活用賞】

団体名:筑豊アクションプロジェクト(国内・訪日領域)
取組名:筑豊アクションプロジェクト

団体名:アニメツーリズム協会(同)
取組名:日本のアニメ聖地88の選定とアニメツーリズムの推進

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