西鉄観光バス リモートで社会科見学 福岡市の小学校が実施
2020年9月24日(木) 配信
西鉄グループの西鉄観光バス(中倉淳一社長、福岡県福岡市)は9月1日から、福岡市教育委員会と協力して、新型コロナウイルスの影響で福岡市の小学校で社会科見学や体育祭など行事の中止が相次ぐなか、「新たな形の学習」スタイルとして、リモートで行う「オンライン社会科見学」をスタートした。
9月8日には、福岡市の市立有住小学校の4年生を対象に、オンライン社会科見学の体験会を実施。バスガイドも登場し、生徒は実際にバスに乗って社会科見学に行ったような気分で、福岡の歴史や文化を学んだ。
コースでは太宰府市(太宰府天満宮)―東峰村(小石原伝統産業館)―うきは市(大石堰―角間天秤)―朝倉市(山田堰)―学校を1時間55分で回り、伝統産業と治水を学ぶ。
小石原では伝統産業の「小石原焼き」の動画で作り方を学習したあと、現地の人とやり取りしながら、湯飲みの絵付け作業を体験した。完成品は後日学校に届けられる。
山田堰ではアフガニスタン復興に尽くした医師、故・中村哲氏の社会貢献などを学んだ。
オンライン社会科見学は、市内の小学校で来年3月31日まで、実施される予定。コースは北九州市の石けん工場を見学する北九州コースの追加を検討している。小石原コースの参加料金は1人2500円。