渋谷駅ハチ公前広場に観光案内施設「SHIBU HACHI BOX」開設
2020年10月6日(火) 配信
東京・渋谷駅前エリアマネジメントは10月1日(木)、渋谷駅ハチ公前広場に観光案内施設「SHIBU HACHI BOX」を開設した。
施設は「観光案内所」と「まちの情報発信スペース」、「NTTドコモPRスペース」で構成。 以前この場所にあった「渋谷ハチ公広場青ガエル観光案内所」をリニューアルした「渋谷駅ハチ公前広場観光案内所」では、スタッフと、タッチパネル式サイネージによる対面コミュニケーション型アバターソリューション「AvaTalk」が、渋谷の魅力を来訪者に案内する。情報の更新頻度が高く、再開発も進む渋谷の特徴に合わせ、検索しても見つけにくいタイムリーな情報を提供する。渋谷区観光協会の公式・公認土産も一部販売を予定する。
運営する渋谷区観光協会の金山淳吾理事長は、「2016年に代表に就任して以来、観光案内施設の再整備を事業課題に掲げ活動してきたので、結実してすごくうれしい」と思いを語った。
NTTドコモが運営するPRスペースでは、空間コンピューティングデバイス「Magic Leap 1」と遠隔会議ソリューション「Spatial」を活用したXR(VRやARなどの総称) 観光案内を実施する。「Magic Leap 1」を装着すると、遠隔地にいる観光案内スタッフのアバターが仮想空間に現れ、同空間に表示される地図と、観光ポイントの写真を用い観光案内を行う。
東急と東急不動産が運営する「まちの情報発信スペース」では、体験型コミュニケーションを通して情報を提供し、渋谷の再開発の興味喚起のきっかけを作り、渋谷のまちへの注目や期待感を高める。
アメリカ・ニューヨークブロードウェイ発祥のディスカウントチケットストア「TKTS」も「MAGNET by SHIBUYA109」から移転し、観光案内所に訪れた人を対象に、エンターテインメント情報を提供し、渋谷の回遊を促進する。
同日オープニングセレモニーが行われた。長谷部健渋谷区長は、「今日は、リニューアルをして新しく戻ってきた観光案内所「SHIBU HACHI BOX」のスタートの日。現在は、コロナ禍でいろいろなことが難しい状況ではある。観光案内施設のオープンが、渋谷に関わる皆様にとって、前に進む機会になればと願っている」とあいさつした。