テレビ会合を開催 各国連携し観光の復活目指す G20観光大臣会合
2020年10月9日(金) 配信
G20観光大臣会合が10月7日(水)にテレビ会合として開催し、日本からは赤羽一嘉国土交通大臣が出席した。新型コロナウイルス禍からの観光の復活に関して、「国際的な連携をしていき、包括的かつ持続可能な観光の推進を行う」ことを、G20観光大臣宣言として公式声明を出した。
各国大臣のほか、国際労働機関(ILO)、世界観光機関(UNWTO)、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)などの団体が参加した。
会合では「観光の強靭性の強化」、「持続可能な社会経済成長の手段としての観光」をテーマに議論が行われた。
新型コロナにより世界的にも危機的な状況にある観光産業の回復のため、各国が官民で連携して対応していくことを確認した。
観光を通じたコミュニティ開発や、シームレスな旅行の推進などの共通の課題についても議論を重ねた。
日本からはGo Toトラベル事業を紹介。ウィズコロナの時代における「安全で安心な新しい旅のスタイル」の普及の重要性について強調した。国境を越えた人の移動の拡大に向けては、「国際的な協調が必要である」(赤羽大臣)と訴えた。