北海道・芦別温泉スターライトホテル スターウオッチング会好評で、客室稼働率も急上昇
2020年10月12日(月)配信
新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込んでいた北海道の「芦別温泉スターライトホテル」は、客室稼働率がスターウォッチング会を通じて8月は81.3%、9月は88.9%まで回復している。
運営する北海道ホテル&リゾート(小林英樹社長、北海道富良野市)がこのほど発表した。
芦別市は、全国の都市部の中でも広大な面を持ち、その約88%が森林だ。美しい自然と澄みきった空、降るように美しい星がまたたく夜空といった自然環境を生かし、星の持つ無限の愛とロマンに着目した観光のまちづくりを目指し、1984年12月1日に「星の降る里」を宣言。環境省から「星空の街」に認定されている。
このような背景を受け、2017年7月からはじめたスターウォッチング会も当初は1日数名の参加だった。しかし、3年間ほぼ毎日開催してきた現在では、1日30~50人が参加し、最も多いときは70人が参加するまでになった。
10~11月にかけての見どころは「天の川」「土星」「木星」「火星」など。とくに火星は、10月6日(火)に2年ぶりに最接近し、東の空に赤く明るく見られる。10月20日(火)ごろは、月もなくオリオン座流星群と火星を楽しめる。
スターウォッチング会は毎日開催。参加費は宿泊客は無料、日帰り入浴や食事で訪れた人は1人1200円。午後8時~同30分までは屋内にて星空を解説。その後、屋上の「星空テラス」などでスターウォッチングを楽しむ。