エムセック破産 負債は6億8000万円 東京商工リサーチ調べ
2020年10月14日(水) 配信
エムセックインターナショナル(田中頼人社長、東京都渋谷区、観光庁長官登録第1種旅行業1999号、資本金2000万円)は10月7日(水)、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人は青木智子弁護士(東京霞ヶ関法律事務所、東京都千代田区)。東京商工リサーチによると、負債総額は債権者20人に対して、約6億8000万円。
同社は、日本旅行業協会(JATA)の会員会社。海外の演奏ツアーに特化した旅行会社。音楽、合唱団体向けに、世界の名門ホールや劇場、世界遺産での演奏会やコンサートの企画運営を手掛けていた。
2005年に設立してから、専門旅行会社として細やかなサービスを提供し、15年3月期には売上高約8億2000万円を計上していた。
今年に入ってからの新型コロナウイルス感染拡大の影響で、海外ツアーを組むことができず急激に業績が悪化。資金繰りも限界となり、今回の措置となった。