中国訪日客をSNSで、中国向けクラウド型観光サービス開始
2020年10月19日(月)配信
FindJapan(西山高志社長、東京都千代田区)はこのほど、中国で普及するSNS(交流サイト)アプリのWeChatを用いた「クラウド型観光サービス」を公開した。新型コロナウイルスの影響でインバウンドの売上が低下し、大打撃を受けている観光地や商業施設に対して、企業活動を通じて蓄積されたさまざまな情報や知識、ノウハウを生かして貢献する。
同サービスは、130万人以上のフォロワーがいるFindJapanの中国SNSアカウントを利用する。観光疑似体験を希望するフォロワーを、用意したWeChatのグループチャット(社群)へ誘導し社群を形成。観光地や商業施設のようす、売店の映像を流し、実際に商品を手に取り紹介する。参加しているユーザーから購入の依頼があれば、同社から商品を発送し、中国人の購入者の元へ届ける仕組み。
同社は、同サービスを2021年12月には1万社群、300万人以上の利用者を目標に事業を推進。激減した観光インバウンドを一刻も早く取り戻すべく、観光地、百貨店、商業施設、小売店などからパートナー企業を探している。