60周年事業をPR、「エコ達人村」で相談実施(国際観光施設協会)
国際観光施設協会(中山庚一郎会長)は2月18日、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた「第42回国際ホテル・レストラン・ショーHOTERESJAPAN2014」の特設ブースで、60周年事業オープニングイベントを行い、「美しい日本文化とエコ技術」をテーマとする創立60周年事業の紹介や、「エコ達人村」など協会の活動をPRした。
イベントの開会に先立ち、中山会長は「60年前は終戦8年目の貧しい時代で、21世紀がとても明るい未来に見えた。ものづくりは明るい未来を目指して社会に提供する責任がある」と力強く語り、LEDや断熱技術などの発明・発達とエコロジーの関係を述べた。
来賓の国土交通省大臣官房審議官の若林陽介氏は「観光は自然・環境を考えなければ発展できない」と述べ、国産材を使うことの重要性などを強調した。
続いて、同協会副会長の涌井史郎氏の基調講演「明日の生き方を探し、足元を確かめるために旅に出る」を行い、天変地異のある自然との共生や地方を観光で支えていく必要があることを述べた。
会場では、(1)自然と共生する建築・まち(2)エコの現代技術(3)木の力(4)美しいしつらえの文化(5)エコ達人村――の展示ブースを用意し、各ブース担当者が展示紹介を行った。そのほか、林野庁林政部木材利用課長の阿部勲氏の講演「木づかいでの『おもてなし』のススメ」などを開いた。今回で5回目となった「エコ達人村」では、18―21日まで旅館・ホテルを対象に、エコ達人による「エコ・小」の無料相談を行った。