指宿温泉 地元食材でスイーツ 旅館10軒が夕食で提供
2020年10月21日(水)配信
鹿児島県・指宿温泉の旅館10軒が来年2月まで、パッションフルーツや薩摩芋、マンゴー、タンカンなど指宿の豊富なフルーツや野菜を使った各館独自のスイーツを創作する。「指宿スイーツ」として、夕食後のデザートに提供している。
スイーツは、指宿の「竜宮伝説発祥の地」をイメージし、鹿児島県産・指宿産の食材を2種以上の使用と、「お客様とのご縁に感謝し、心を込めて提供する」を条件としている。
このうち、いぶすき秀水園では「五感で楽しむ玉手箱」として、かるかんや2本の串刺しで焼いた醤油だれの両棒餅(じゃんぼもち)など郷土菓子と、指宿産マンゴームースやパッション芋羊羹などを箱の中に盛り込み、ハイビスカスに模した芋チップス、指宿サイダーと組み合わせたフルーツポンチと色鮮やかに仕上げている。
また、指宿海上ホテルは「世界中にエールを送る玉手箱」として、ドラゴンフルーツアイスや郷土の甘味を用意した。指宿産オクラと、エディブルフラワー入りヨーグルトムースと梅ゼリーを花のリースに見立てるなど工夫を凝らす。
このほか、喜入こんにゃくの抹茶きなこ和えや知覧茶チョコ、紫芋のロールパイ、そら豆の塩羊羹、安納芋のスイーツなど各調理師の工夫が目を引く。なお、スイーツは旅館の宿泊プランの中で提供される。