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久保長官 「好調な滑り出し」、汚染水報道の影響ほぼ終結

2014年3月1日
編集部

 久保成人観光庁長官は2月19日の会見で、1月の訪日外客数が前年同月比41・2%増の94万3900人となったことを受け、「好調な滑り出しだが、旧正月時期変動の影響が強いので、2月の結果も見て、動向を判断する」と語った。また、韓国の汚染水報道の影響はほぼ収まった模様だ。

 1月の好調な要因に、旧正月時期の変動に加え、昨年から続く円安傾向にともなう訪日の割安感浸透や東南アジアでのビザ緩和効果などを挙げた。放射能汚染水報道の影響を受け13年10月以降3カ月続けてマイナスの伸び率となっていた韓国は、同9・0%増とプラスに転じた。久保長官は「旧正月時期の変動の影響もあるので正確には分からないが、汚染水報道の影響はほとんどなくなってきている」と分析した。

 昨秋から、取消料や旅程保証など現在の環境変化とのズレが指摘されている標準旅行業約款の見直しや、手配旅行の取り扱いなど、現行制度の見直しの方向性や今後の旅行産業の在り方などについて議論してきた旅行産業研究会は、3月中に終回を開き、3月末までに取りまとめとなる。取りまとめの方向性としては観光庁で結論を出すのではなく、議論のなかで出てきた意見の集約にとどめる模様。

 久保長官は「観光庁として何か結論を出したりはしない。議論のなかで出てきた幅広い意見を取りまとめ、その後は関係者で相談のうえ進めていく」とした。

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