JOTC、世界各地の観光局参加のWebセミナー開催へ 全19日37回の実施
2020年10月23日(金) 配信
日本旅行業協会(JATA)のアウトバウンド促進協議会(JOTC、菊間潤吾会長)は11月12日(木)~12月24日(木)の間、旅行会社を対象に「JOTC デスティネーション シリーズ ウェビナー」を開く。海外旅行再開に向けた準備として、各国・地域の観光局や大使館などがプレゼンテーションを行い、旅行会社の社員に教育研修の機会を提供する。
全19日37回にわたって実施する同セミナーは、アジアや欧州のほか、中東、南米、外国クルーズ船各社など、世界各地の団体が参加する。プレゼンは1回あたり3時間と長めに設定し、現状報告や観光客の受入体制、PRなどを、趣向を凝らした内容で紹介する予定。参加団体は観光局を中心に、航空会社などと連携して参加するエリアもある。
10月22日の定例会見に出席した海外旅行推進部の薦田詳司副部長は「視聴の受付開始から1日半で約700人の申し込みがあった」と報告。旅行会社の関心の高さをうかがわせた。また、Webセミナーの利点として「東京のみならず、全国の広い地域で聴くことができる。大きなメリット」と語った。各回の定員上限は3000人、毎回1000人の視聴を目標に据える。申し込みはJATAホームページで受け付ける。
JOTCでは今年4~9月に合計10回のWebセミナーを開催し、延べ1万2327人が参加した。薦田副部長は「回を増すごとに参加者が増えている」と話し、今回のセミナーへの参加も呼び掛けた。
ほかにも、JOTCの下期活動計画には、海外教育旅行の海外教育旅行オンラインセミナー(11月・全5回)の実施や、海外修学旅行の手引き策定などがある。また、一般消費者に対する海外旅行機運醸成をはかるため、ツアーグランプリにオンラインツアー部門新設(案)や、国内主要空港でのイベントを計画している。