東京都旅行業協会ら、バス換気機能を実演・PR 団体旅行の需要回復狙う
2020年10月27日(火) 配信
コロナ禍でも安全にバスに乗車できることを旅行会社にアピールしようと、東京都旅行業協会と東京バス協会、日本旅行業協会(JATA)は車内換気のデモンストレーションと消毒の実演会を開いた。今後は24台のラッピングバスが都内を周回し、消費者にも優れた換気機能を伝える。
同実演会は10月26日(月)、羽田空港第3ターミナルの駐車場で開催された。
東京バス協会の上田信一理事長は「団体旅行の回復が遅れている。バスの換気性能を確認することで、ほかの交通機関と同様に安全であることを感じてほしい」と訴えた。
東京都旅行業協会の村山吉三郎会長は加盟各社に「バスは安全であることを利用客に伝えてほしい」と呼び掛けた。
駐車場には、はとバスと東都観光バス、東京バス、ケイエム観光バスの安全性をアピールするラッピングバスが1台ずつ集まった。
はとバスは、帰庫時と長時間の停車時に実施する座席やシートベルト、窓ガラス、手すりなどを消毒するようすを披露した。
車内換気デモンストレーションでは、東都観光バスのバスに煙を充満させたうえで、空調で排出させた。排気は5分ほどで終わった。
都内の12社が2台ずつ保有するラッピングバスは11月15日(日)まで、利用客を乗せずに東京都内を周回し、バスの換気性能をアピールする。