料理部門で30年連続1位、秀水園を100選特別表彰(旅行新聞新社)
旅行新聞新社が主催する「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で、30年連続の料理部門第1位に輝いた鹿児島県指宿温泉のホテル秀水園(湯通堂温社長)に対する特別表彰が2月10日、同ホテルで役員、スタッフ約40人が出席して行われた。
1976年にスタートした旅館100選は、同種イベントの先駆けで、今年で39回を数える。1月24日に第39回の100選表彰式が行われ、ホテル秀水園は総合部門で6位、もてなし部門で4位にランクインしている。
料理部門は1982年に初入選し、85年に1位となり、この39回100選で30年連続となった。
現地ホテルで行われた表彰式では、旅行新聞新社の石井貞徳社長が、ホテル創業者で料理旅館として名を高めた湯通堂保会長に30年連続表彰の盾を贈呈。また、湯通堂会長とともに料理日本一の宿を作り上げた石井正治総料理長に、第39回料理部門第1位の表彰状が贈られた。
受賞後にあいさつした湯通堂社長は「現地でこういう表彰を受賞できて本当にうれしい。プレッシャーはあるが、30年連続という名に恥じないよう、さらなる上を目指していきたい」と決意を語った。
旅行新聞新社の石井社長は「30年連続1位は、湯通堂会長、社長の料理に対する想いと、石井料理長がそれを絵に描き料理として実現したもの。さらに宿のスタッフの皆様方の素晴らしい対応があったからこそ成し得た偉業だろう」と称賛。
「和食が世界遺産登録され、旅館の料理の重要性も増す。感動を与えるホテル秀水園の料理を日本はもとより、世界の人にも楽しんでもらいたい」と期待を述べた。