〈観光最前線〉金木町の店「かどっこ」
2020年11月2日(月) 配信
青森県五所川原市金木町に8月、土産物などを販売する「街ながの店 かどっこ」が開店した。
太宰治の古里・金木は観光の町としてその名をはせる。しかし今春、訪れる人を迎えてきた観光物産館が、コロナ禍で休館を余儀なくされた。その役を引き継ごうと、空き店舗を活用し営業を始めた。
店内には太宰グッズや金木高校の生徒が開発したロールケーキなど、観光客に喜ばれそうなものから、地域の人が手塩にかけ育てた青果、手作り総菜なども並ぶ。
開店約3カ月、普段使いの店として訪れる市民も増えている。居合わせた観光客と地元客の間で、話に花が咲くことも。店を切り盛りする斎藤真紀子さんは「気軽に立ち寄れるコミュニティーショップにしたい」と、笑顔で来店者を迎える。
【鈴木 克範】