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学生視点で観光企画、立教×鳥羽市×近ツー個人

立教大学の学生と安島教授(中央)
立教大学の学生と安島教授(中央)

 立教大学と三重県鳥羽市、近畿日本ツーリスト個人旅行はこのほど、国内企画旅行商品「三重県鳥羽の“ふところ”へ」を共同企画し、2月19日に東京都内で商品発表会を開いた。「答志島路地裏ラリー」など、学生ならではの視点から鳥羽市の観光を企画した。同商品は近畿日本ツーリスト「メイト」で4月1日―9月30日まで販売される。

学生がデザインしたパンフレット
学生がデザインしたパンフレット

 発表に先立ち、鳥羽市観光課の山下正樹課長が「式年遷宮で注目されるなか、新たな客層を誘客しようと学生の自由な視点を取り入れ企画した」と経緯を説明した。

 続いて学生から発表があり、「これまで学んできた学問と違い、理想と現実との格闘が多々あった」など苦戦したようすを語った。立教大学観光学部の安島博幸教授は「学生の取り組みがきっかけとなり、鳥羽市が少しでも変われば」と期待を述べた。

 また、近畿日本ツーリスト首都圏第2国内企画センターの山田幸一支店長は「パンフレットから鳥羽市の皆さんや学生の心意気が伝わってくる。この経験を将来社会のために役立ててほしい」と力を込めた。

 発表後のインタビューで、立教大学観光学部観光学科3年の浦塚未来さんは「三島由紀夫の『潮騒』の舞台になった神島に行ったとき、物語どおりの場所で感動した。観光施設でもなんでもない一般の方の家が小説のモデルになっていたが、訪問させていただけてうれしかった」など、現地でのエピソードを語った。

 なお、同商品の送客目標は500人、売上目標は2千万円に設定している。

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