あべのハルカスに、海旅専門店オープン(KNT個人旅行販売)
近畿日本ツーリスト個人旅行販売(田口久喜社長)は3月7日、大阪市阿倍野区に同日グランドオープンした日本一の高さ300メートル、地下5階地上60階建ての超高層複合ビル「あべのハルカス」の17階に海外旅行専門店「近畿日本ツーリストハルカス海外旅行サロン」(反保布美子所長)をオープンした。同社の海外旅行専門店は東京・有楽町に続き、2店舗目。
同サロンは18、21―36階のオフィスフロアにつながる17階オフィスロビーに位置し、ハルカスで働くOLやビジネスマンのほか、シニア・富裕層などをターゲットにする。営業時間は平日午前11時から午後7時30分まで(土・日・祝日は7時)。
「ワンランク上のプレミアム感」をコンセプトに、海外挙式、ハネムーン、クルーズ、海外留学、ロングステイなどテーマ性のある旅行を提案する。店内は木の風合いを取り入れた落ち着いた空間。壁面にポスターなどを貼らず、パンフレット設置も通常店舗の3分の1程度に抑えることで、ゆったりとしたサロンの雰囲気を創出している。
スタッフは5人で、4人がウェディングコーディネーター(社内資格)、1人がクルーズコンサルタントの資格を持つなど経験豊富なスタッフが常駐。ネットから予約できる来店事前予約制度を導入し、来店時には現地情報や各種資料などを取りそろえ、顧客を迎える。
サロン内では旅行説明会・セミナーを随時開催するほか、高層ビルの眺望を活かし、夕陽の時間帯にワインテイスティングやフラダンスイベントなども行い、交流スペースの機能も持たせる。
同社関西営業本部の杉浦洋一営業部長は「人生の感動体験をデザインするという当社のコンセプトを象徴する店舗。万全のおもてなしで、お客様の記念旅行を提案したい」と話し、反保所長は「家族構成や趣味などをリアルにイメージしたシンボル顧客像を作り、提案のシミュレーションを繰り返している。お客様目線で旅のプロデュースに取り組みたい」と意気込む。