好日山荘、日本初のアウトドア複合型サイト「GsMALL」開設
2020年11月11日(水)配信
登山・アウトドア用品専門店などを運営する好日山荘(池田真吾社長、兵庫県神戸市)は11月10日(火)、オールアウトドア複合型プラットフォーム「GsMALL(ジーズモール)」を開設した。アウトドア関連の商品販売だけでなく、ライブ配信やコンシェルジュサービス、アクティビティのプラン予約など、ワンストップでアウトドアのサービスを網羅できる、日本初のサイトだという。
ジーズモールは、ファション業界でEC運営を行うクルーズECパートナーズ(稲子谷光社長、東京都品川区)が、サービス開発を支援した。メーカーや小売流通業社のほか、旅行業やアクティビティガイドなどのアウトドア関連産業の各社と連携。これにより、アウトドア業界の横のつながりを広げていき、消費者に幅広いアウトドアの提案をはかっていく狙い。
オールアウトドアの専門ECモールとして、さまざまなアウトドアアクティビティに対応できる商品を用意。ビギナーからコアユーザーまでカバーする商品を展開する。さらに、業界初の「バイヤー目利き機能」を設定し、好日山荘がこれまで培ってきた商品選定眼と知識で、具体的な商品情報をわかりやすく伝える。取り扱いブランド数は、開設時が166ブランドだが、2020年末には225ブランドまで拡大する予定で、順次拡大を目指している。
□当日にローンチ発表会、アウトドア業界を語る
好日山荘は開設当日の11日(火)に、東京都内で「好日山荘『GsMALLローンチ発表会』」を開いた。クルーズECパートナーズの稲子谷社長による概要説明をはじめ、オンライン会議システムを用いたトークセッションが行われた。
トークセッションは、好日山荘の池田社長のほか、オンラインで3人のアウトドア業界関係者がゲストで参加した。ゲストは、ゴールドウイン常務執行役員兼第一事業部本部長の森光氏、アドベンチャーガイズ代表取締役の近藤謙司氏、ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン取締役のペア・ラスムセン氏。各氏らは、ジーズモールの立ち上げ側やメーカー側などの立場から、同サイトに対する期待や役割について思いを語り合った。
好日山荘の池田社長が今後の展望について、「拡大期には来訪者数・売上が大きく伸長すると予測。また、他ジャンルのアウトドアアクティビティからの出店により、新たなアウトドアユーザーが来訪し、さらなる売上の拡大を見込んでいける。5年後には取扱高100億円を目指していきたい」と語った。併せて、「オールアウトドア複合型プラットフォームをハブとしたエコシステムの構築と発展を目指し、総合アウトドアサービス企業への成長を遂げる」と意気込んだ。