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横浜DeNAベイスターズ、観光ツアー造成を進める 実際にツアーも実施

2020年11月12日
営業部:後藤 文昭

2020年11月12日(木) 配信

横浜スタジアム誕生前に作成された計画図を基に「幻のハマスタ」についても解説

 横浜DeNAベイスターズが観光ツアー造成を進めている。9月28日にはオンラインで2回目のワークショップを行い、参加者全員で実際に楽しめる横浜スポーツタウンツアーの1日プランを議論。「スタジアムツアーでどんな体験をしたいか」、「ランチ~夜までにしたい観光、体験は」、「夜に楽しみたいこと」、「お土産に欲しいモノは」の問いに対し、参加者がオンラインワークショップツールを使い回答し、意見交換を行った。

 「スタジアムツアーでどんな体験をしたいか」という問いに対しては、「脱出ゲーム」や、「鬼ごっこ」など場所を生かした遊びや、「ナイトミュージアムツアー」「野球の歴史ツアー」などファンがより野球を深く楽しめるコンテンツが提案された。

 球場外での体験メニューに関しては、「ロケツーリズム」や「横浜の歴史探訪」など定番のものから、「くすぶっている人に会いに行くツアー」や「まち猫ツアー」、「選手の一日疑似体験」など変わったものまでさまざまな案が提案された。

 10月29日、31日日には、2回のワークショップのなかでとくにアイデアが多かった試合観戦の前後にフォーカスし、試合日をまるごと楽しむ観光ツアーをワークショップの3回目として行った。

 29日のスタンダードプランでは、ベイスターズの選手が実際に行っているリズム体操などを盛り込んだ「ウォーミングアップ」プログラムなどの体験、今シーズンから新設されたレフト側スタンド「ウィング席」など、スタジアム内見学とバックネット裏での選手の練習見学などが盛り込まれた。また、スタジアムがある横浜公園では歴史を学べるプログラムも実施した。31日の親子向けプランでは、ランニングやスタジアム見学、子供限定の応援ボード作成などを行った。

 参加者からは、「いつかは訪れたいと思いつつ行けなかった横浜のまちのランニングができて良かった」、「普段通っている道や公園に新しい発見が多く、魅力的だった」などの声が上がった今回のツアー。関係者は、「スタジアム外の運動や横浜公園散策などに対する反応がとてもよかったことが印象的でした。今回のツアーでも十分にパッケージ化することが可能だと手応えを感じています」とツアーを総括した。

 一方で、ツアーの参加者の多くがベイスターズファンだったことを踏まえ、「今後はベイスターズ・野球のファンに関わらずスポーツのあるまち、横浜に興味がある方々をお呼びできるような魅力的なツアーを企画していきたい」との展望も語った。

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