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おもてなし経営研究所 おもてなし「考動」を 新刊出版で感謝セミナー

2020年11月24日
九州支局:有島 誠

2020年11月24日(火) 配信

会員からは開催を望む声が多く挙がった

 おもてなし経営研究所の代表で、観光ビジネスコンサルタンツの西川丈次社長は、著書「私、おもてなしで一番になると決めたからネ」の出版を記念した感謝セミナーを11月10日に福岡、11日に東京で開いた。

 同社では、今年1月に第16回「おもてなしセミナー」を開催以降、新型コロナの影響で6月に予定していたセミナーを中止。全国的な行動自粛解除を受けて、会員からセミナー再開を望む声も多く、新刊出版の機会にセミナー開催を決定した。

 会場では入場者数を定員の半分以下に制限した。テーブルを1人掛けにして、参加者やスタッフもマスクではなく、表情の分かるマスクシールドを用意。 来場者用の消毒液や入場前のデスクなどの消毒も徹底した。

 さらに、リアルセミナーのZoomでの同時配信も行い、感染を心配して会場へ足を運べない人にも、リモート参加できるようにした。福岡では観光、飲食、交通関係者など25人が参加し、リモートで20人が受講した。

 西川氏は「人は人と接して感じる思いがある。便利さでは人の心は育たない。嫌な思いもしながら人は成長していく」と、リモート社会に苦言を呈した。

 コロナの影響で閉店した喫茶店の店員との交流を紹介し、「もうあの笑顔に出会えない。人と人が接する記憶を残していく、それが皆さんの仕事だ」と力説した。

 そして、航空会社やホテル、飲食店、タクシーなどの対応事例を紹介。「一人ひとりがおもてなし経営の思いを持てば、お客様は戻ってくる。花が咲き果実を得るには、木の根っこが大事。根っこがしっかりしたら、考えて行動する『考動』にしよう」と訴えた。

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