【開催延期】初公開3箇所含む12の非公開文化財特別公開など 「第55回 京の冬の旅キャンペーン」開催
2020年11月20日(金)配信
第55回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開は、新型コロナウイルスの感染状況拡大に鑑み、実施が延期となりました。(2021年1月18日追記)
冬の時期に文化財や伝統文化・産業などの奥深い京都の魅力を感じながら、ゆっくりと観光を楽しんでもらうキャンペーン「京の冬の旅」。第55回となる今回のテーマは、「京の名宝 美の遺産」だ。初公開の「方広寺」「智積院」「龍安寺 蔵六庵・『芭蕉図』」を含む12カ所を期間限定で特別公開する。会期は2021年1月1日(金・祝)~3月21日(日)。
12の非公開文化財は、方広寺(京の冬の旅初公開)、智積院(密厳堂・三部権現社・求聞持堂は京の冬の旅初公開)、東福寺 三門など。このうち方広寺は、豊臣秀吉が奈良・東大寺にならって大仏を祀るために創建。本堂にはかつての大仏の10分の1の大きさで江戸期に作られた盧舎那仏坐像などが残り、明治・大正期の日本画家 吉川霊華が描いた、巨大な「神龍図」も特別展示する。公開は2021年1月9日(土)~3月18日(木)を基本とするが、寺院により多少異なる。今回は新型コロナウイルス感染予防の観点から、インターネットでの「事前予約」を優先し、当日は受付で空きがあれば拝観できる。
そのほか、今回のテーマに合わせ、国宝・重要文化財や京都の「食」、「香り」を堪能できる「定期観光バス特別コース」や、千利休が愛した「樂焼」に触れられる「京都『千年の心得』」、職人の指導のもと連綿と受け継がれてきた伝統的な文化や産業を身近に感じることができる「京の体験キャンペーン『京のたしなみ』」など、冬の京都を贅沢に楽しむ企画を実施する。