観光再生の手立て探る 「観光再生 サステナブルな地域をつくる28のキーワード」 プレジデント社
2020年11月25日(水) 配信
プレジデント社は11月16日(月)、国内外の事例をもとに観光再生に向けた道筋やヒントをまとめた「観光再生 サステナブルな地域をつくる28のキーワード」を全国の書店で売り出した。
本書は新型コロナウイルス感染症の影響により壊滅的な打撃を受けた観光業に対し、危機的状況にある日本の観光業への一助となることを目指して、観光総合情報サイトを運営するやまとごころの村山慶輔氏が手掛けた。「地域経済を担う人や事業者、自治体などへのヒントを多く盛り込んだ」として、観光再生を目指していく。
同氏は本書の冒頭で、本来ならば東京オリンピックが開催していた2020年は新型コロナの感染で自粛があり、政府による「Go Toトラベルキャンペーン」で国内旅行は少しずつ回復してきたものの、「インバウンド市場の回復見通しは立っていない」と現状認識を語る。新型コロナ発生前と後で「観光のカタチは間違いなく変わる」としたうえで、キーワードを「サステナブル」と定義した。
1章では、これからの観光のあり方を「サステナブル」という視点から国内外の事例を挙げて解説する。
2章は「観光型MaaS」や「デジタルトランスフォーメーション(DX)」、「AI(人工知能)」など、コロナ禍でより注目を集めている新技術を用いた高利便性について語る。
そのほか、3章では「観光の新たなトレンド」、4章では高付加価値化などの「新戦略」、5章は「地域の人材育成」などの切り口から、観光再生の手立てを提案している。
四六判・ソフトカバー、288ページ、本体1800 円(税別)。
問い合わせ=☎03(3237)3731。