KNT中部、名古屋市と大規模災害時における協定締結 応援職員の宿泊施設など確保へ
2020年11月30日(月) 配信
近畿日本ツーリスト中部(KNT中部、髙川雄二社長、愛知県名古屋市)は11月19日(木)、名古屋市と「大規模災害時における名古屋市及び他自治体間の応援職員にかかる宿泊施設等の確保に関する協定」を結んだ。
大規模災害発生時に自治体間で相互に派遣する応援職員の宿泊施設、移動手段の迅速な確保を目的に、名古屋市の災害対応力の強化をはかるため両者が連携・協力を行う。
KNT中部は、特別契約を結ぶ宿泊施設や保有在庫から客室を提供するほか、交通手段の手配、食事・入浴提供の可否など情報提供を行う。
同日に名古屋市役所で行われた締結式で、髙川社長は「当社の強みであるホテルや旅館、バス会社とのネットワークを最大限に生かし、市と連携して準備を整え、防災危機管理に貢献したい」と述べた。
名古屋市の河村たかし市長は、東日本大震災時に仮宿舎で苦労した経験があるといい、大規模災害発生時において「対応に当たる職員の宿舎の確保は必ず直面する問題だ。豊富なノウハウを持つ近畿日本ツーリストとの連携は、応援職員にとっても大変助かる」と語った。