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IoT技術で観光を 京都・福知山で非接触自動スタンプラリー

2020年12月1日
編集部:長谷川 貴人

2020年12月1日(火)配信

事業の成功を誓うクロスボーダーの佐藤泰也社長(写真右から2番目)ら

 クロスボーダー(佐藤泰也社長、東京都台東区)は12月1日(火)から、京都府福知山市でIoT技術を使った「非接触自動スタンプラリー」などの街中回遊施策を実施している。IoT技術を使った日本初の取り組みで、来年1月31日(日)までの2カ月間行っている。

 同事業は、観光庁が新型コロナウイルス感染症の流行を受けて取り組む「あたらしいツーリズム」の一環。同庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業の採択を受けて実施している。

 スタンプラリーは、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、明智光秀が築いた城下町である福知山市の名所やグルメ巡りなどを楽しめる。発着地点の福知山観光案内所(JR福知山駅北口)で貸し出されるゲームカードを首に下げ、市内46カ所にある発信機に近づくだけでポイントが記録される。合計10ポイント以上で記念品がもらえる。参加無料で、1日最大150人まで参加できる。

 同時期には、スマホのLINEアプリを使った謎解きゲームも実施している。指定のQRコードを読み取り、指示に従って市内の中心市街地を回遊しながら謎解きを楽しめる。正解すればコンプリートカードがもらえる。

 事業開始に先駆けて、11月26日(木)に東京都内で記者説明会が開かれた。大橋一夫福知山市長はビデオメッセージで、「福知山は明智光秀を祀った御霊神社や、食に関してはスイーツと肉のまち。光秀が築いた城下町、福知山を十分に盛り上げていただけることを期待している」とあいさつした。

 その後、福知山市産業政策部産業観光課の南部諭課長補佐がオンライン電話で参加。開催地の福知山から会場に向けて、スタンプラリーのデモンストレーションが行われた。

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