訪日向け解説文の整備 採択65地域の進捗を報告 観光庁
2020年12月1日(火) 配信
観光庁は12月1日(火)、「令和2年度地域観光資源の多言語整備支援事業」で65地域の事業を採択し、その進捗状況をまとめた。同事業は、分かりやすく魅力的な多言語解説文を作成できる専門人材を地域に派遣して、解説文の作成を支援する。また、解説文作成のノウハウを伝えるガイドラインを作り、セミナーを全国で展開する。
訪日外国人旅行者が地域を訪れたとき、観光資源の解説文の表記が不十分であった際に観光地の魅力が伝わらないとの懸念の声があった。このことから、観光庁は、文化庁や環境省と連携して専門人材の派遣体制を構築し、解説文作成の支援を行う。
同事業の費用面での支援は、解説文の執筆・編集・監修・校閲に要する経費、専門人材の現地取材に係る経費、計画策定に関する事前調整に係る経費などを負担する。
採択した65地域は、世界文化遺産及び候補地域(15地域)と国立公園(17地域)、その他(33地域)のジャンルごとに分けられた。
進捗状況はいずれの地域も、ライターとエディターが解説文を「作成中」、作成された解説文の内容・スタイルについて「確認・修正中」となっている。