山崎まゆみ著「女将は見た 温泉旅館の表と裏」発刊 温泉と女将の魅力を語る
2020年12月5日(土) 配信
温泉と女将の魅力についてのエピソードをまとめた「女将は見た 温泉旅館の表と裏」(山崎まゆみ著、文藝春秋)が12月8日(火)、全国の書店で発売される。
山崎まゆみ氏は、世界32カ国の温泉を巡り、「温泉での幸せな一期一会」をテーマに雑誌や新聞、ラジオなどでレポートしている。現在は跡見学園女子大学兼任講師や、VISITJAPAN大使、宿泊施設アドバイザーなどを務める。著書に「ラバウル温泉遊撃隊」、「行ってみようよ! 親孝行温泉」など多数。
同書の冒頭で山崎氏は「女将たちが懸命に守ろうとする旅館文化や、『女将』という仕事への理解を読者の皆さんに深めてほしい」と語る。
宿泊客とのトラブルや自然災害、新型コロナウイルス感染症に関する騒動など、女将たちが面してきた苦労やトラブルに加え、旅館経営の創意工夫などをまとめた。
収録するエピソードは、「湯治湯で生まれた恋」、「国際線CAから女将への華麗なる転身」、「経費削減は電気を消すことと『残食』減らし」――など。そのほか、匿名座談会ではベテラン女将5人が、旅館の裏側を赤裸々に語る。
巻末では「日本には温泉がある」というテーマで、著者の山崎まゆみ氏と作家・浅田次郎氏の対談を収録する。
新書判、224ページ、本体650円(税別)。
問い合わせ=☎03(3265)1211。