津田令子の「味のある街」「信州安曇野りんごジャム&りんごジュースの詰め合わせ」――安曇野市観光情報センター(長野県安曇野市)
2021年1月6日(水) 配信
「北アルプスに雪もかぶり、白鳥も飛来し、安曇野にも冬が来たんだなと実感しています」と、安曇野市観光情報センターの新谷真佑さんは話す。
同センターはJR大糸線穂高駅正面を出た左側にあり、駅を出てすぐ路面と看板に案内表示があるので分かりやすい。扉を開けるとパンフレットやマップなどがずらりと並ぶ。地酒やソバ、道祖神グッズ、安曇野の作家たちの作品など思わず手に取りたくなる地元のお土産がそろって迎えてくれる。さらに詳しい観光情報や案内は、新谷さんをはじめスタッフに直接尋ねれば親身になって教えてくれる。
今回紹介するのは、新谷さん一押しの、自宅(東京)に居ながらにして安曇野の味を楽しむことのできる「信州安曇野りんごジャム&りんごジュースの詰め合わせ」だ。安曇野の特産品といえば「リンゴ」。豊かな自然と寒暖の差が甘くておいしいリンゴを育てるというわけだ。
とにかく甘い「サンふじ」、ほどよい酸味と甘みが特徴の「シナノゴールド」、昔ながらの定番・酸味が人気の「紅玉」とそれぞれのリンゴの甘酸っぱさが、ギューッとつまったジャム3瓶と、サンふじ(季節によって種類は変わる)ストレート果汁100%のリンゴジュース「すりおろし林檎」という強力なラインナップだ。ジャムは、毎朝クロワッサンに、その日の気分で銘柄を選び、たっぷりつけてパンのアクセントにしている。
原稿を書きながら、シャンパングラスに氷を3かけら入れ、すりおろし林檎ジュースを注ぐ。そして、3度ほどグラスをゆっくり回す。ためらわずに一気に口へ運び、リンゴのざらざら感を舌で味わいながら喉へ落とす。「なんというさわやかな風味なのだろう」。口の中を安曇野の風と香りが占領する。観光情報センターに問い合わせれば希望に応じて熨斗掛けなども行ってくれるという。新年のごあいさつに、大切な方への贈り物に最適なこの詰め合わせ。今なら、買った方にもれなく安曇野グッズ(クリアファイル&ポストカード)が付いてくる。
さぁ、「あのひと」に贈ろうっと。
(トラベルキャスター)
津田 令子 氏
社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。