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「空飛ぶクルマ」のルート策定に向けた実証実験へ 三重県とANAらが志摩市~中部空港間で

2021年1月8日
編集部:入江千恵子

2021年1月8日(金) 配信

常滑市沖の伊勢湾海上にある中部国際空港

 中日本航空と名古屋鉄道、ANAホールディングスは1月13日(水)、14日(木)の2日間、三重県との受託契約に基づき、「空飛ぶクルマ」が実用化された際のルートを想定したヘリコプターによる実証実験を行う。三重県志摩市と中部国際空港間の観光ビジネスでの活用を想定し、課題抽出や利便性確認に取り組む。

 同区間を地上交通で移動した場合、現在の所要時間は約2~3時間だが、空を使った移動では約20分と大幅に短縮される。今回の実証実験では、志摩スペイン村第3駐車場(同県志摩市)-中部国際空港(同県常滑市)間の片道約60㌔を、各日1往復の計4フライトを実施する。

 空港内で旅客便から「空飛ぶクルマ」への乗り継ぎを想定し、実際に搭乗者の乗り換えを通じ、空港や場外離着陸場における利便性確認のほか、ルート飛行における法令、手続きに関する課題の抽出を進める。

 飛ぶクルマは、電動・垂直離着陸型・自動(無操縦者)など。身近で手軽な空の移動手段として期待されている新たな空のモビリティ。ANAホールディングスでは、これまでに培った航空機運航の知見を生かし、空港を出発地または目的地としたエアポートシャトルのような旅客輸送サービスを想定。2025年の大阪万博での実現に向けて検討を進めている。

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