道の駅に液体ミルクを 災害に備えローリングストック法を導入 江崎グリコと飯南町(島根県)
2021年1月14日(木) 配信
江崎グリコ(江崎勝久社長、大阪府大阪市)は1月14日(木)、島根県・飯南町(山碕英樹町長)と同観光協会との間に「道の駅 未来高原における相互協力に関する連携協定」を結んだ。道の駅において乳児用液体ミルクやレトルト食品、菓子などの災害発生時用食品の備蓄を3者協働で行う。液体ミルクの常時販売を通じて、防災と子育て支援も強化する。
同町の「道の駅 未来高原」では、常時販売している液体ミルクの商品在庫を備蓄とし、売れた分を新たに補充していく「道の駅ローリングストック法」を実施する。
従来は賞味期限を迎えた商品は廃棄しなければならなかった。ローリングストック法により、賞味期限が近付いた商品在庫は、災害時を想定した家庭でのトレーニングに役立ててもらえるよう、地域住民に配布する。
同施設は、2019年度には防災用に自家発電装置や授乳室の設置、おむつの自動販売機を取り入れるなど、防災と子育て支援に力を入れていた。
備蓄する江崎グリコの商品は、乳児用液体ミルク(賞味期限6カ月)やビスコ保存缶(5年)、常備用カレー食品(5年)など。