普及型コミュニケーションアバターで「ホッピング観光」 三重県内3施設で実証実験
2021年1月18日(月) 配信
ANAグループのavatarin(アバターイン)このほど、三重県の実施するクリ“ミエ”イティブ実証サポート事業での実証実験・社会実装のサポートを行う事業者として採択されことを発表した。
「海の博物館」、「鳥羽水族館」、「ミキモト真珠島」の3施設協力のもと、各施設に同社が独自開発した普及型コミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」を設置。アバターの特徴である瞬間移動を生かした、複数拠点間を次から次へと移動する新たな観光スタイル「ホッピング観光」の実証を行い、新たな観光モデルを検証する。
参加者は海に関する3施設をツアー形式で回り、自宅から自身のパソコンを使い各施設に置かれているアバターロボットを遠隔操作し各施設を楽しむ。現在増えているオンラインツアーとの違いは、自分の意志で見たいものがみられ、現地の人誰とでもコミュニケーションがとれること。
実施日時は1月23、24、30、31日、2月6、7、13、14日の午後1:15~2:15(状況によって実施時間を変更の場合あり)。参加費は2000円で事前予約制となる。
また、1月24、31日、2月7、14日には、1日3回、計12回「羽水族館内ホッピング観光実証」も行う。こちらも参加費は2000円で、事前予約制。アバターは、同館の特色ある2つのスポット、「極地の海」と「人魚の海」に設置される。
ANAグループでは2019年4月に、アバター準備室を開設し実証実験をスタート。20年に同社を設立した。これまで全国でニューミーを使い、買い物や、鑑賞などの体験を通じた実証実験を進めてきた。今回三重で行う実験は、これまでの内容を進め、複数施設をつないだものとなる。
同社はコロナ禍で移動が制限されるなか、アバターを通し各施設の魅力に事前に触れてもらうことで、今後の三重への旅行につなげてもらいたい考え。