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有事に駆けつける「レスキューホテル」 デベロップと伊勢原市、神奈川県初の災害協定締結へ

2021年1月20日
営業部:後藤 文昭

2021年1月20日(水) 配信

レスキューホテルせっちのようす

 建築やホテル事業などを行うデベロップ(岡村健史代表、千葉県市川市)と神奈川県伊勢原市が1月22日(金)、災害などの有事に被災地に駆けつける「レスキューホテル」の出動に係る神奈川県初の災害協定を締結する。

 レスキューホテルとは、同社が開発・運営するコンテナホテルの移動性やフレキシビリティを生かし、平時にはホテルとして運営する客室を、災害など有事の際に被災地などにすみやかに移設し、地域の人に利用してもらうソリューションの名称。有事にレスキューホテルのすみやかな出動が行えるよう、平時の備えとして地方自治体との災害協定の締結を進めている。現在まで協定締結を完了している自治体は36カ所で、このほかにも関東圏を中心に多くの自治体と締結協議を進めている。

 2020年4月の長崎クルーズ船内における新型コロナウイルス感染拡大対策として初の有事出動を果たし、同出動を契機に有事のインフラとしてのコンテナ活用に関するさまざまな検討が活発化した。同年6月には、東京都三鷹市および東京都千代田区へPCR検査体制強化のために出動し、医療従事者の負担軽減のために現在も利用されている。

 レスキューホテルは平時、コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズとして、栃木と群馬県、千葉県、茨城県、愛知県、沖縄県で展開している。建築用コンテナモジュールを利用した1棟1客室型の宿泊施設で、1室13平方㍍というコンパクトながら隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシーに優れている。また、室内には、上質なベッドや、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍庫付冷蔵庫、電子レンジ、空気清浄機などを装備し、長期の連泊でも快適に過ごせる上質な宿泊空間となっている。

ザ・ヤード(ダブルルーム)

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