JR東日本 羽田空港アクセス線(仮称)の鉄道事業許可受ける 29年開業目指す
2021年1月21日(木) 配信
東日本旅客鉄道(JR東日本)は1月20日(水)、同日付で国土交通省から羽田空港アクセス線(仮称)の鉄道事業許可を受けたことを発表した。今回許可されたのは、東京貨物ターミナル~羽田空港新駅(仮称)間の「アクセス新線」といわれる約5㌔。アクセス線全体は、同線と現在休止中の田町駅付近~大汐線~東京貨物ターミナル付近(東山手ルート)からなる約12・4㌔の区間で、運行開始は2029年度を予定する。
同社が進める「羽田空港アクセス線構想」は、 多方面から羽田空港にシームレスに移動できるようにすることで、移動時間の短縮や乗り換え時間の解消、鉄道の輸送力増強(現状の約1・8倍)などの効果を生み出すことが狙い。
計画では、新宿駅方面から乗り入れる「西山手ルート」、東京駅方面から乗り入れる「東山手ルート」、東京臨海高速鉄道りんかい線(新木場駅方面)から乗り入れる「臨海部ルート」の3ルートがある。新木場~羽田空港間を東京モノレールを経由して移動した場合、天王洲アイルで一度乗り換え絵が必要で、所要時間は約41分。一方臨海ルートだと、乗り換えがなく、所要時間も5割減の約20分になるという。