JATA経営フォーラム、オンラインで2月26日開催 コロナ禍の旅行業経営について考える
2021年2月1日(月) 配信
日本旅行業協会(JATA)は2月26日(金)、オンライン形式の「第29回 JATA経営フォーラム2021」を開く。総合テーマを「コロナ禍の今、旅行業としていかに経営するか(仮)」とし、経営層を中心とした会員に旅行業経営について考える機会を創出する。
今回のフォーラムは、新型コロナウイルス感染拡大防止などの観点から、昨年までのリアル開催から動画配信に変更。事前収録した講演や分科会の模様を公開し、同日以降も一定期間視聴できるようにする。参加費は無料だが、視聴にはユーザーIDなどが必要となる。
基調講演は、未来予測専門の経済評論家で百年コンサルティング社長の鈴木貴博氏が「ウィズコロナ時代 経営者が知っておくべき2020年代の未来」について語る。鈴木氏は、コロナ収束後の旅行需要の反動増を見据え、旅行業経営を「今やめるのは、もったいない」との考えを持つ。講演では、今後の予測や経営者に向けたメッセージを送る。
特別講演は、新型コロナウイルス感染症の各種業界ガイドラインを医学的見地で監修し、日本渡航医学会理事で西新橋クリニック理事長の大越裕文氏が登壇。「~観光での国際往来再開へ~ 新型コロナウイルス対策の医学的メカニズム」と題し、旅行業従事者が注意すべき点や、ワクチン接種、ワクチンパスポートの最新情報などについて語る。
分科会は、海外旅行や国内旅行、業界のデジタル化など5つを設定し、市場回復に向けた今後のロードマップや、ニューノマル時代の旅のカタチなどについて意見交換する。各分科会のテーマは次のとおり。
□A:海外旅行市場再開と、アフターコロナの旅行商品を考える
「コロナ後の海外旅行商品の考察」
モデレーター:ジャルパック社長 江利川宗光氏
パネリスト:旅工房会長兼社長 高山泰仁氏、阪急交通社社長 酒井淳氏、ワールド航空サービス社長 松本佳晴氏
□B:アフターGo Toの国内旅行
「国内旅行の新たな旅のカタチとJATAの役割」
モデレーター:JTB総合研究所 コンサルティング事業部交流戦略部長 山下真輝 氏
パネリスト:ANAセールスコミュニケーション戦略部部長 森田將裕 氏、東北アレンジャーズ代表取締役 佐藤大介氏、パソナJOBHUB事業開発部長兼ソーシャルイノベーション部長 加藤遼氏、白馬村観光局事務局長 福島洋次郎氏
□C:訪日インバウンド再開へ
「訪日インバウンド復活へ向けたロードマップ」
モデレーター:東武トップツアーズ執行役員ソーシャルイノベーション推進部長 磯康彦氏
パネリスト:日本政府観光局(JNTO) 企画総室長 蔵持京治氏、JTBグローバルマーケティング&トラベル 代表取締役執行役員 黒澤信也氏、日本旅行執行役員 緒方葉子氏、東日観光国際旅行事業部営業第二部部長 中山眞一氏
□D:デジタル化
「デジタル庁発足 旅行業界におけるデジタル化も待ったなし」
モデレーター:沖縄ツーリスト㈱会長 東良和氏
パネリスト:エイチ・アイ・エス 執行役員本社情報システム本部長 加堂直行氏、グーグル顧客開拓戦略室マネージャー 森美月氏、陣屋代表取締役女将 宮崎知子氏、ビーエス観光社長 水野剛氏
□E:コロナ禍で生まれた旅行商品考察
「令和の旅行商品考察~コロナ禍の旅番組視聴から見える価値のつくり方~」
プレゼンター:梅津事務所代表 梅津和洋氏(TV旅番組視聴研究家)
ナビゲーター:池永操氏