孤高の画家「小倉尚人展―祈りと宇宙―」3月3日(水)~21日(日) 東京・日本橋髙島屋で
2021年2月4日(木) 配信
「小倉尚人展―祈りと宇宙―」が3月3日(水)~21日(日)まで、東京・日本橋髙島屋S.C. 本館8階ホールで開かれる。主催はNHKプロモーション、後援は朝日新聞社。
小倉尚人(1944~2009年)は求道の画家として、生涯を通じて内面世界を深く追求した。若いころから、セザンヌやジャスパー・ジョーンズなどの影響を受ける。仏画や曼荼羅も積極的に学び、独自の作風を次々に展開した。30歳代に発表した抽象曼荼羅は美術界の注目を受けたが、名利を嫌って世間との交流を絶ち、40歳以降は隠棲の画家の道を選ぶ。自室で修行のように仏画に向かい合い、祈りを込めて制作を続けた。
密教の宇宙観を、独創的な大画面の抽象曼荼羅として描く一方、山水の中で瞑想する観音の、静寂で高貴な境地を三十三観音図で描写した。
描いた作品の多くは生前に発表することなく、福島県・南相馬郡にある自らの菩提寺(岩屋寺)に納めた。同展を監修した竹村牧男氏(仏教学者、前東洋大学学長)は「孤高の仏画師、小倉尚人の作品には、神々しい霊性が漂っています。本展は、東日本大震災10周年の時機にあたり、震災によって亡くなられた方々の鎮魂と、被災された方々へのお見舞い、そして復興への祈りを籠めての開催となります」と語る。
入場時間は午前10時30分~午後7時(午後7時30分閉場)。最終日は午後5時30分まで(午後6時閉場)。入場料は一般1000円、大学・高校生800円、中学生以下無料。なお、混在緩和のため、入場は「Webでの日時事前予約」を行う。予約開始は2月17日(水)午前10時から。
日曜美術館でみたのですが 曼荼羅を 仏様を描くのでなく 色と構図で デザイン的に描かれている。内面世界を深く追求とありますが 私も 人の感情を掻き立てるような表現のある作品を描こうと挑戦してきました。’祈りと宇宙’私の作品のなかにも 使用している言葉です。私自身 観音様の掛け軸と木彫りをもって信仰しており 目指すところはよく似ているようにみえます。ただ 表現の仕方が TVでみたのは デザイン的に処理されているので 驚きました。私も画家で シカゴ芸術連盟の会員で 日本では 無所属です。