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ロケツーリズムに注目 地域を盛り上げ人を呼び込む仕掛けづくりとは

2021年2月17日
営業部:後藤 文昭

2021年2月17日(水) 配信

ロケ地巡りツアーなどにロケ実績を活用する自治体も

 地域に人を呼び込む手段として、また地域が交流人口を増やし、地域経済を循環させるための手段としてロケツーリズムが注目されている。

 コロナ禍で家で過ごす時間が増え、メディアでの露出が大きな宣伝効果を生み出している地域もある。

 ロケ実績はうまく活用すれば、新たな観光資源を生み出すことや、企業価値の向上にもつながる。

 静岡県・西伊豆町と長崎県島原市に、ロケツーリズムの役割や地域に及ぼす効果などをきいた。併せて、ロケツーリズム協議会で版権処理などのノウハウを学び、活用している千葉県茂原市と神奈川県綾瀬市、リーガロイヤルホテル東京のロケ実績の生かし方に注目し、ウィズコロナ時代の観光地づくりも考えた。

ロケツーリズムとは

 2008年から活動を続けるロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長)は、ロケツーリズムを「映画・ドラマのロケ地を訪ね風景と食を堪能し、人々のおもてなしに触れ、その地域のファンになってもらうこと」と定義する。目指すのは、実績を活用し、観光客や移住者を増やすとともに、経済効果を上げること。同協議会には、自治体、企業合わせ延べ523団体(20年現在)が参加。年5回東京都内で開く会合では、会員と映像制作者が効果的なロケ誘致をしようと情報を交換し、これまでに多くのロケが決定している。

 自治体関係者は、「ロケ地になることで新しい観光資源ができる」、「宣伝効果の大きさを感じる」などと語る。また、制作者とのやり取りを通じ地域の良さが再発見できたり、撮影された作品を通じ地域住民が郷土愛を高めたりと、さまざまな効果を地域にもたらしているという。

 ロケ地情報誌「ロケーションジャパン」の山田実希編集長は、「観光につなげるにはロケを誘致してからが肝心。地域側の準備、活用がものを言う」と強調する。

西伊豆町・島原市の事例↓

茂原市・綾瀬市・リーガロイヤルホテル東京の事例↓

ロケツーリズムの楽しみ方↓

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