時代屋、日本文化体験施設をスタジオとして貸し出す コロナ禍で既存施設新たに活用
2021年3月18日(木) 配信
時代屋(藤原英則代表、東京都台東区)はこのほど、利用が激減した日本文化体験施設をオンライン配信対応型の純和風レンタルスタジオとして貸し出すサービスを始めた。新型コロナウィルス感染拡大による国内・訪日客の大幅な減少を受け、既存観光施設を新たに活用する。
同社は浅草で人力車を運行するほか、着物レンタルなど日本文化体験サービスを展開している。コロナ禍で訪日客が激減するなか、資産や人材、ノウハウなどを見直した。
日本文化体験の専用施設だった同スタジオは床をフローリングと畳敷に変えることができる。着物レンタルや時代衣装、茶道などの時代屋のサービスを組み合わせることもできる。
備品として、会議用テーブルやイスのほか、カメラのズームなどが手元のリモコンで操作可能なPTZwebカメラをそろえた。機材はWi-Fiや配信用ノートパソコン、ホワイトボードなどを備える。複数のカメラ映像からの映像を切り替えるスイッチャー(Blackmagic ATEM mini)、照明機器、クロマキー合成背景などスタジオ収録用機器なども用意した。
料金は江戸蔵(スタジオ1)が1万円。駒形館(スタジオ2)の書院の間(ルーム1) が1万5000円、富士の間(ルーム2)が1万円。両ルームの同時利用2万円。竹の間(ルーム3) が5000円。いずれも税別で、1時間当たりの代金。なお、竹の間だけのレンタルはできない。
このほか、基本的なスタジオ機器を1万円、最大3台のカメラを切り替えられるスイッチャーなど本格的な配信に必要なセットを2万円で貸し出す。