熱海の魅力をアートで再発見「PROJECTATAMI」を立ち上げ ホテルニューアカオら
2021年3月29日(月) 配信
静岡県熱海温泉のホテルニューアカオ(赤尾宣長社長)と東方文化支援財団(中野善壽代表理事)はこのほど、熱海の魅力をアートで再発見する試み「PROJECTATAMI」を立ち上げた。
「PROJECTATAMI」とは、熱海の魅力をアートにより再発見し、目に見えるカタチにすることで、それを体験・楽しんでもらおうと生まれたプロジェクトだ。双方向の学び合い、自発的な発見があるような出来事をつくっていく。「五感で感じるリアルな体験が、記憶に残るようなプロジェクトになれば」(ホテルニューアカオ)という。
具体的には滞在制作型プロジェクトである「AKAOARTRESIDENCE(アカオアートレジデンス)」と、アーティストをサポートする仕組み「ATAMI(ASIAN)ARTGRANT(アタミ(アジカン)アートグランド)」の2本柱を掲げた。「AKAOARTRESIDENCE」は、1ターム4人×5ターム、年間20人のアーティストに、ホテルニューアカオに滞在してもらい、創作活動の場を提供する。創作開始から発表まではおよそ1カ月。発表のカタチや場所はコーディネーターやホテルスタッフとコミュニケーションしながら決める。少しずつ何らかのカタチで作品を残し、ホテルの宿泊客にもマップを手に作品を体験してもらえるプログラムにする。
「ATAMI(ASIAN)ARTGRANT」では、協賛や寄付、クラウドファンディングにより集まった資金を合計30人のアーティストに給付。今年11月、熱海に招待する。熱海では、市内各所に設置されるアートボードに壁画を描いてもらう。会期中、アーティストをたたえ、交流する機会も設ける。