災害発生時、応援職員の宿・交通手段を確保 名古屋市と日旅が協定結ぶ
2021年3月31日(水) 配信
日本旅行(小谷野悦光社長、東京都中央区)は3月30日(火)、愛知県名古屋市と「大規模災害時における名古屋市及び他自治体間の応援職員にかかる宿泊施設等の確保に関する協定」を結んだ。
名古屋市は、災害への対策強化を推進しており、その一環として旅行会社との協定締結を進めている。
同市に中部営業本部を置く日本旅行と締結を結ぶことで、地震や風水害などの大規模な災害が起こった場合、自治体間で派遣する応援職員の宿泊施設や移動手段を迅速かつ円滑に確保することを目的とする。
この協定により、災害が発生した際に、速やかに宿泊予約を開始し、特別契約を結ぶ宿泊施設や、日本旅行が保有する在庫から客室を提供する。また、バスやレンタカーなど、職員の交通手段の手配や、宿泊する施設の受け入れ可能人数、食事・入浴提供の可否、駐車場の有無などの情報提供を行う。
同社は、「名古屋市の防災危機管理の支援体制に協力し、災害が発生した際の早期機能復旧に貢献していく」とした。