大分県の女将8人 動画でエール送る コロナ禍観光地に元気を
2021年4月16日（金） 配信
大分県の温泉地の旅館女将8人で結成した「OKM8」が、新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ温泉・観光地を元気づけようと、ユーチューブでパワフルな動画「おおいたおかみ8人・OKM8」を配信し、話題を集めている。
「OKM8」は、NHK大分放送局の特別番組「女将たちのおおいた彩発見」（1月15日放送）に出演した女将8人が、地元出身の女優・財前直見さんと大分県の魅力や温泉地のコラボ企画など語り合ったことで、県観光を盛り上げるユニット結成となった。
参加する女将は、九重悠々亭（筋湯温泉）の古賀圭子さんとみくまホテル（日田温泉）の諌山節子さん、季の郷山の湯（宝泉寺温泉）の野田諭香さん、冨季の舎（由布院温泉）の冨永和美さん、新紫陽（天ケ瀬温泉）の高瀬順子さん、おにやまホテル（別府・鉄輪温泉）の上月明美さん、岡本屋旅館（別府・明礬温泉）の岩瀬伸子さん、かじか庵（長湯温泉）の田嶋慶子さん。
動画の制作は、「女将が楽しく、笑って、大丈夫とみんなにエールを送りたい」と始まった。地元の立命館アジア太平洋大学（APU）の学生が企画・撮影・編集し、音楽は大分の温泉PR動画「シンフロ」の音楽監督で、作曲家の清川進也さんが協力した。
清川さんが「この人に会いたい、チャレンジ感が必要」と提案。韓国の女性グループNiziU（ニジュー）の歌を古賀女将が担当した。女将らが歌に合わせて、各温泉・観光地で踊りやパフォーマンスをする楽しい動画が完成。駅や県庁のロビー、出先、案内所などでも流れて、元気を届けている。
