浅草・時代屋が菌滅人力車を導入 地元企業と異業種コラボ
2021年4月28日(水) 配信
東京・浅草で観光人力車を運営する時代屋(藤原英則社長、東京都台東区)は4月27日(火)から、1Line(眞鍋豊洋社長、東京都台東区)と協力し、車体を菌滅処理した人力車を使ったサービスを開始した。
時代屋は24年にわたり浅草で人力車事業を展開。数年来、観光客の増加とインバウンド需要で多くの利用があったが、昨年からの新型コロナウイルス感染拡大の直撃で利用客が激減。今年に入ってからも緊急事態宣言が重なり、厳しい状態が続いている。
こうしたなか、安心して人力車に乗車してもらうため、 地元企業と異業種コラボレーションして菌滅人力車を導入した。1Lineによると、科学的根拠に基づいた菌滅コーティング効果は150日間という。
同社によると、人力車は構造的にオープンエアーのオープンカーで密にならず安全に乗車できるほか、車夫も検温やアルコール消毒などを徹底し、コロナの感染防止に努めているという。今回、全車両の人が接触する部分に菌滅コーティングすることにより、「さらに安心して浅草観光をお楽しみにいただけます」とアピールしている。