VR・ARで見る根本中堂 修復現場や改修後を観賞できるサービス開始(比叡山延暦寺)
2021年4月28日(水) 配信
2021年6月4日(金)に伝教大使1200年大遠忌御祥当を迎える比叡山延暦寺(滋賀県大津市)は、文化庁の「先端技術を活用した日本文化の魅力発信事業」の一環として、VR(仮想現実)とAR(拡張現実)で大改修中の国宝・根本中堂にアクセスできる「VRウォークスルー」と「AR体験」を4月29日(木・祝)に公開する。
「比叡山延暦寺VRウォークスルー」では、一般公開されていない文化財の修復現場や「不滅の法灯」が安置されている内陣などを、バーチャル空間で隅々まで歩くことができる。
また、アプリ「比叡山延暦寺AR体験」では、根本中堂の周辺に設置された7カ所のポイントでスマートフォンなどのカメラをかざすと、大改修完了後の根本中堂が現れる。
サービス実施期間は、どちらも26年3月末までを予定。
同事業では、3D測量や4K画像によるウォークスルー作成、AI技術を用いた立体的な映像など先端技術を活用し、日本の文化財修理現場や伝統的保存技術を国内外に紹介する。