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運動会屋、南足柄市の廃校にキャンプ場開業 高まる3密回避とマイクロツーリズム需要に着目

2021年5月13日
編集部:木下 裕斗

2021年5月13日(木) 配信

CAMPieceのポスター。地元産の食材などを使い地域活性化をはかる

 社内運動会の企画・運営を行う運動会屋(米司隆明社長、東京都渋谷区)はこのほど、神奈川県南足柄市にある旧北足柄中学校の跡地にキャンプ場「CAMPiece(キャンピース)」をプレオープンする。3密を避けられるキャンプ場とマイクロツーリズムが注目されることに着目し、首都圏からの来客を見込むほか、ワーケーション需要の獲得もはかる。

 2010年3月に廃校した同校について南足柄市は、学校活用事業について検討を開始した。同社は20年12月に、第1優先交渉権を得て、市と利用方法を検討し、今年5月にキャンプ場として開業することを決めた。正式オープンは6月を予定する。

 同キャンプ場は、地元との連携として地場の相州牛や足柄牛、ジビエ、野菜、果実などを使用し、地産地消を推進する。また、地元の人が参加するイベントの開催や学校・スポーツ団体に合宿所として紹介することで、地域産業の活性化や観光増進、雇用機会の創出の拠点化を目指す。

 テレワーク需要を獲得しようと施設内には、Wi-Fiとコンセントも備えた。さらに、電気、水道、トイレなどのインフラも整っている。場所は東名高速の東京ICから車で約60分に位置する。

 CAMPieceはCAMPとジグソーパズルのPieceを合わせた造語。「楽しい体験をつなぎ合わせてほしい」との想いから名付けた。料金は1区画、平日が6600円、土日祝は7700円。いずれも税込。

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