西武園ゆうえんちリニューアル 1960年代の商店街をイメージした「夕日の丘商店街」では人々の生活の息遣いまで表現
2021年5月19日(水) 配信
西武園ゆうえんち(埼玉県所沢市)が5月19日(水)、リニューアルオープンした。1960年代の商店街をイメージした「夕日の丘商店街」には、細部までこだわって作りこまれた約30の店舗が並び、人々の生活の息遣いまで表現。「盗人×駐在のチェイス」や、「八百屋のたたき売り」、「紙芝居」といったライブ・パフォーマンスが突然始まるなど、「5感を通じての没入体験」を来園者に提供している。
飲食は、「食堂 助六屋」のライスオムレツや、「肉のおほみ」のクロケット(コロッケ)、「喫茶ビクトリヤ」のスパゲッティー・ナポレターナなど、当時の雰囲気に浸れるものをラインナップ。園全体での買い物には、「百園(ひゃくせいぶえん)」と「拾園(じゅうせいぶえん)」の2種類の園内通貨を導入し、当時の物価を実感しながら、食事や買い物が楽しめる仕掛けも用意している。
リニューアルに当たり、さまざまなアトラクションも新たに導入した。「ゴジラ」をテーマにした大型ライド・アトラクション「ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦」は、特殊装甲車に乗りゴジラとキングギドラの戦いの中から逃げる設定のアトラクション。半球状のスクリーン全体に映し出される映像に合わせ椅子が動くなど、スリリングなひと時が楽しめる。
ファミリーエリア「レッツゴー!レオランド」は、漫画家の手塚治虫氏の人気作品「鉄腕アトム」と「ジャングル大帝」のキャラクターを使用したライド・アトラクションなどが楽しめるほか、手塚治虫氏の人気キャラクターたちをデザインした西武園ゆうえんち限定のグッズを販売するショップ「レッツゴー!バザール」も併設している。
今回のリニューアルは、同園の開業70周年記念事業として行われた。「心あたたまる幸福感に包まれる世界」がテーマ。運営する「西武鉄道」とマーケティングなどを手掛ける「刀」が協業。落ち込んでいる入園者数を回復させ、人々に選ばれ、愛される遊園地にすることが狙いだ。