test

ツアーコンダクター派遣会社「ダイヤモンドシステム」 旅のユニバーサルデザインアドバイザー資格受講、スタッフ5人が取得

2021年5月31日
編集部:増田 剛

2021年5月31日(月) 配信

旅のユニバーサルデザインアドバイザー認定状

 ツアーコンダクター派遣会社のダイヤモンドシステム(石井光彦社長、東京都港区)は5月19日(水)、ケアフィット推進機構が認定する「旅のユニバーサルデザインアドバイザー」に同社スタッフが受講し、5人が資格を取得した。

 同資格は、高齢者や障害のある方への理解を深め、ユニバーサルデザイン(UD)と旅の関連性や、接遇を学ぶことを目的としている。

 「専門的なノウハウがない」「社員教育が難しい」など、観光関連産業全体にUDの知識が不足しているなか、基本理念や基礎知識、障害の社会モデルなどの座学に加え、簡単な手話、白内障体験、車イス操作などの実技講習を受講。その後、筆記試験を行う。

 自らも旅程管理主任者(ツアーコンダクター)の資格を持つ、神奈川大学国際日本学部の島川崇教授は「コロナ後の旅行ビジネスの再構築のため、人が介在する強みを持った観光関連事業者が福祉観光市場の開拓に力を入れることは当然の流れ」との見方を示す。そのうえで、これらの原動力となる「現場のツアーコンダクターが『旅のユニバーサルデザインアドバイザー』資格を取得することは、とても有意義なこと」と語る。

 今回受講したダイヤモンドシステムは、日本添乗サービス協会(TCSA)に加盟し、250人以上の登録添乗員を有する。受講者からは「日々の生活の視野を広げ、旅行や接客に役立てていきたい」、「より一層お客様の気持ちに寄り添う添乗業務を心掛けていく」などの感想があった。

 同社は「福祉観光は間違いなくこれから取り組まなければならないマーケットになる」と捉えており、「今後もさらに有資格者を増やし、ノウハウを集約して社の力としたい」考えだ。

いいね・フォローして最新記事をチェック

コメント受付中
この記事への意見や感想をどうぞ!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。