ICT活用でスマートな滞在を 「カミシホロホテル」が北海道・上士幌町に7月4日(日)開業
2021年6月1日(火)配信
北海道上士幌町に2021年7月4日(日)、顔認証システムなどICTの活用でスマートな滞在ができる「カミシホロホテル」が開業する。
建物は地上2階建て、客室は15室。タブレット端末を使ったスマートチェックインや客室入室時の顔認証システム、客室のデリバリーボックス設置などICT活用によりパブリックスペースでの混雑を避け、非対面でスマートなサービスを提供する。連携するカーシェアリングやシェアオフィス、コインランドリーなども活用しながら、長期滞在もしやすい環境づくりも目指す。
北海道上士幌町は人口5000人という小さな町でありながら、約1700㌶の敷地面積を有した日本一広い公共牧場「ナイタイ高原牧場」をはじめ、日本で最も歴史のあるバルーンフェスティバルや、産業遺産であるタウシュベツ川橋梁など魅力的な観光資源が多数ある。また自動運転バスのテスト走行やドローンを活用した遭難救助サービスでいち早く協定を結ぶなど、ICTを活用した町おこしの取り組も注目され、全国から多くの視察が訪れている。一方、市街地には宿泊施設が1軒しかないことが、近年の町の課題だった。