JALがDX銘柄2021に 航空サービスの深化と新規事業を評価
2021年6月9日(水) 配信
日本航空(JAL)はこのほど、経済産業省と東京証券取引所が共同で取り組む「DX銘柄2021」に選ばれた。同社ならではのDX推進体制に加え、既存航空サービスの深化と新規事業への取り組みが評価された。
DX銘柄は、経産省と東証がデジタル技術を前提に、ビジネスモデルなどを抜本的に変革し、新たな成長や競争力強化に取り組む企業を選定するもの。21年度は東証に上場する約3700社を対象とした調査が行われ、回答した464社のうち28社がDX銘柄に選定された。なお、JALはDX銘柄の前身の「攻めのIT経営銘柄」に続く4度目の選定。
JALのDXの取り組みは、社内外の知見を集めDX推進を継続的に支えるための「JALイノベーションプラットフォーム」の整備や、顧客一人ひとりに合わせたサービスを可能にする顧客データの構築と活用、MaaS・空飛ぶクルマ・ドローンなど新規事業への挑戦など。また、新型コロナウイルス感染拡大防止のための非接触・非対面の取り組みとして、アバター式リモート接客やモバイルアプリの活用などを行っている。