〈観光最前線〉アーティストスクエアに期待
2021年6月11日(金) 配信
長野県諏訪市の「SUWAガラスの里」(岩波太佐衛門尚宏社長)は、今春からガラスショップ内に「アーティストスクエア」を新設した。
ハンドメイドによるアート&クラフト作品と出会える場として、ガラス作家などのアーティスト50人に、90㌢×90㌢の各コーナーを提供して、期間限定で展示販売を行ってもらおうという新企画だ。
コロナ禍になって団体客が激減し、従来の方法だけでは集客にも限界があった。そこでガラスの里の新しい利用方法を考えて、岩波社長は手探りで挑戦を始めた。
アーティスト自らが会場にも足を運び、1点物のハンドメイド作品を展示する。作家にとって貴重な自己表現の場であり、来館者と交流が持てる出会いの場としても機能する。新しい化学反応に期待したい。
【古沢 克昌】